北信濃新聞新年号に掲載されました。
小野沢実行委員長の記事が北信濃新聞新年号に掲載されましたのでご紹介します。
~回遊性のある雪祭り「エコ」もテーマに~
第28回いいやま雪まつり実行委員長 小野沢昌宏
ことし2月13・14の両日開催される「第28回いいやま雪まつり」の実行委員長を務める。今回「さあ遊ぼう!雪はみんなの友達だ」をテーマに掲げた。「今のこどもたちは、外で遊ばないんですね。友だちの所へ遊びに行く・・・といっても、その子と遊びたいのではなく、その子が持っているゲームソフトで遊びたいんですよ。」その子どもたちに、雪の上で思い切り遊んでほしい。外で遊ぶ楽しさを知ってほしい・・・というのが、テーマに込めた思いだ。25歳の時に帰郷し、家業の石油製品販売業を継いだ。商売にも影響する「雪」に関して「雪が降らないと、地域経済が回らなくなってしまう。克雪は考えなければいけないが、暖冬が続いて、雪の価値を再認識しました」と小野沢さんは言う。
雪まつりには行政を始め、多くの地域企業、商店から財政的な支援が寄せられている。小野沢さんはそうした支援に応えたい・・・と言う。「雪まつりにおいでいただいた皆さんに、街を歩いてほしいんです。飲食や買い物をしていただきたいんです。」だから「回遊性のある雪まつり」を提唱する。雪まつり実行委員長は代々、激務であり、時によっては仕事を放っても・・・というように言われてきた。小野沢さんもその職を引き受けるに当たって、家族に相談した。両親は「自分たちが達者なうちに」奥さんは「せっかくの機会だから」と理解してくれた。「組織に十分に機能してもらえたらいいですね」とスタッフに全幅の信頼を寄せる。
かつてほどではないが、札幌や十日町の雪祭りと比較されることがある。「雪像作りの達成感、その作業のの中で生まれる人と人とのつながりが一番」。雪まつりはここ数年、気候に翻弄されてきた。雪像が気候によって変形し、努力が報われない場合も。それが気にかかる。
今季雪まつりでは「エコ」をテーマに、プルタブとペットボトルのキャップを集める。車イスとワクチンに変えたい。「ぜひご協力を」。小野沢さんは一礼した。